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2025年 女子学院中学校 算数(2月1日入試)|全問解説と解き直しのポイント

2025年4月23日

SUSUMU JUKU / EXAM SOLUTIONS

答えだけで終わらせず、
次に使える考え方まで。

2025年度 女子学院中学校/2月1日入試/算数

全7大問・23解説項目を照合|解説更新:2026年10月26日

計算・角度・整数条件などの小問に加え、暦、水そう、分数、正十二角形、平均の速さ、食塩水を扱う7大問です。図や操作の中で変わらない関係を見つけ、前の設問で得た結果を次へ使う手順を解説します。

大問1|計算・角度・整数・立方体・正六角形

小問集合の中にも図を正確に読む設問があります。角の印、異なる整数の順序、立体の見え方をそれぞれ条件として使います。

大問1 (1)

答え:7/20

  1. 1/6+1/9=5/18、20.25-8.7=11.55より、大かっこの中は11.55×5/18=77/24です。
  2. 空欄に1/4を足した数は、(77/24-7/12)÷4.375=(21/8)÷(35/8)=3/5。空欄は3/5-1/4=7/20です。

ここを確認
7/12までを大かっこの中として扱います。

大問1 (2)ア

答え:54度

  1. 正五角形で、上の頂点・左上の頂点・右下の頂点を結ぶ三角形を見ると、右下の角は36度です。2本の対角線が等しく、上側の2角は72度ずつになります。
  2. 原図の直角の印がある線は、左上から右下への対角線に垂直です。求める角は90-36=54度です。

ここを確認
正五角形の内角108度と、対角線で分かれる36度・72度を区別します。

大問1 (2)イ

答え:33度

  1. 折り目とADの交点をFとします。ひし形よりBC=CD、折り返しよりCD=CEなので、三角形BCEは二等辺。∠BEC=∠CBE=71度です。また折り返しで∠CEF=∠CDF=71度になります。
  2. Eで一直線ABを使うと∠AEF=180-71-71=38度。∠EAF=180-71=109度なので、求めるFの角は180-109-38=33度です。

ここを確認
角の記号イはAの内角ではなく、折り返した辺とADの間の角です。

大問1 (2)ウ

答え:27度

  1. 左の端をL、右の端をR、底辺上の中央の点をM、上の頂点をT、TM上で左の辺と交わる点をPとします。MP=MR、LP=TRです。Pから底辺へ下ろした垂線の足をH、Rから直線TMへ下ろした垂線の足をKとします。KはTMをMの先へ延ばした側です。
  2. 直角三角形MPHとMRKは斜辺が等しく、Mの鋭角も等しいので合同。PH=RKです。さらに直角三角形LPHとTRKは斜辺LP=TRと高さPH=RKが等しく、Lの角とTの角が等しいと分かります。
  3. 求める角をa度とすると、Pの内角は180-102=78度、左の三角形のMの角は102-a度です。大きい三角形TMRのMの角は78+a度だから、a+48+78+a=180。a=27度です。

ここを確認
同じ印の辺を使い、2組の直角三角形で等しい角を作る補助線が鍵です。

大問1 (3)①

答え:22

  1. 小さい3個の和59と大きい3個の和93を足すと、中央の整数だけが2回数えられます。
  2. 中央の整数は59+93-130=22です。

ここを確認
5個全部の和との差が、重ねて数えた中央の1個です。

大問1 (3)②

答え:37、38、39

  1. 最も大きい数をeとすると、最小は55-e。小さい2個の和は59-22=37なので2番目はe-18。4番目は93-22-e=71-eです。
  2. 順序条件55-e<e-18<22<71-e<eを使います。特に最初の不等式からeは37以上、2番目が22未満よりeは39以下です。37、38、39はいずれも全条件を満たします。

ここを確認
異なる整数なので、順序の不等号に等号を含めません。

大問1 (4)

答え:最少16個、最多29個

  1. 真上から見て占めるマスは列ごとに1、2、4、3個で合計10個。最少では各マスに1個を置き、正面の高さ1、2、3、4を出すために各列へ追加する0+1+2+3=6個だけを加えます。10+6=16個です。
  2. 最多では各列の全マスを正面の最大の高さまで積めます。1×1+2×2+4×3+3×4=29個です。

ここを確認
真上の図の段数と、正面の高さを掛け合わせるのは最多の場合です。

大問1 (5)

答え:66cm²

  1. 正六角形を中心から6個の正三角形へ分けると、1個は18÷6=3cm²。正六角形の半分の横幅を横1目盛り、1辺の半分を縦1目盛りとする長方形の方眼を考えると、1マスの面積も3cm²になります。
  2. Bを(0,0)とすると、Aは右9・上5、Cは右7・下1の位置です。ABCを囲む横9・縦6の長方形から、外側の三角形3つを引きます。マス数で9×6-9×5÷2-7×1÷2-2×6÷2=22。22×3=66cm²です。

ここを確認
斜めの辺に沿って六角形の個数を数えるのではなく、補助の縦横の方眼で面積を差し引きます。

大問2|暦と計算問題の総数

日数を7日周期に分け、通常の問題数と追加分を分離します。

大問2 (1)

答え:43日

  1. 2024年4月1日から2025年1月31日までは、両端を含めて306日です。306=7×43+5になります。
  2. 最終日が金曜日なので、余った5日は月曜日から金曜日です。日曜日は43回あります。

ここを確認
初日と最終日を両方含め、2月のうるう日を期間へ入れないようにします。

大問2 (2)

答え:61日

  1. 月〜金は43×5+5=220日、土曜日は43日。追加を除いた問題数は220×2+43×5=655問です。
  2. 777-655=122問が追加分。調子の良い日は2問ずつ増えるので、122÷2=61日です。

ここを確認
調子の良い日も通常の2問はすでに数えているため、追加の2問だけで割ります。

大問3|段差のある立体の表面積・水量

奥行きが一定の柱体として考え、正面の面積と周囲の長さへ分けます。

大問3 (1)

答え:93000cm³

  1. 正面の段差のある図形の周囲は、横50cm・縦60cmを往復する長さと等しく、2×(50+60)=220cmです。奥行き40cmの側面積は220×40=8800cm²です。
  2. 正面と背面の面積の合計は13450-8800=4650cm²。正面は2325cm²なので、体積は2325×40=93000cm³です。

ここを確認
段差の幅や低い部分の高さを先に求めなくても体積を出せます。

大問3 (2)

答え:毎秒1000cm³

  1. 123秒後に水位が60cmとなり、水そう全体がいっぱいになります。水の体積は水そうの体積から中の立体を引いたものです。
  2. 60×60×60-93000=123000cm³。123000÷123=毎秒1000cm³です。

ここを確認
立体の体積を含む水そう全体の体積を、そのまま水量として使わないこと。

大問3 (3)

答え:①37.5、②60

  1. 95〜123秒で水位は10cm上昇し、水量は1000×28=28000cm³増えます。この部分の水面積は2800cm²。水そうの底面積3600cm²との差800cm²が高い部分の断面積なので、その幅は800÷40=20cmです。
  2. 低い部分の高さをhとすると、正面積2325=20×60+30×h。h=37.5cmです。最初は水面積3600-50×40=1600cm²なので、そこまでの時間は1600×37.5÷1000=60秒です。

ここを確認
グラフの①は高さ、②は時刻です。計算した量の単位を付けて区別します。

大問4|分数の範囲と約数

分母2025を固定して分子の範囲を確かめ、単位分数になる条件を約数へ直します。

大問4 (1)

答え:49個

  1. 下端では27/2025は27/2026より大きく、26/2025は小さくなります。上端では75/2025は75/2024より小さく、76/2025は大きくなります。境界は分母を払って確認できます。
  2. したがって分子は27から75まで。75-27+1=49個です。

ここを確認
不等号が厳密でも、分子27と75はいずれも範囲内に入ります。

大問4 (2)

答え:3個

  1. 分子を1まで約分できるのは、分子が2025の約数の場合です。2025=3×3×3×3×5×5と分解できます。
  2. 27から75までの約数は27、45、75の3個です。

ここを確認
分子と分母に公約数があるだけでは、分子が必ず1になるわけではありません。

大問4 (3)

答え:49/675

  1. (2)の3つの分数は分母が同じなので、分子を合計します。(27+45+75)/2025=147/2025です。
  2. 分子・分母を3で割ると49/675になります。

ここを確認
(1)の49個全部ではなく、(2)で残した3個の和です。

大問5|正十二角形と円

原図の6cmの線は、正十二角形の対角線のうち外接円の直径に当たります。中心Oの円とは別に考えます。

大問5 (1)

答え:56.52cm²

  1. 6cmの線の両端をA・Bとすると、Oは正十二角形の下の頂点です。OA=OBで∠AOB=90度になるため、OA・OBを辺にする正方形の対角線がAB=6cmになります。
  2. この正方形の面積、すなわち円の半径の2乗は6×6÷2=18。円の面積は18×3.14=56.52cm²です。

ここを確認
半径を6cmや3cmとしないよう、円の中心がどこかを確認します。

大問5 (2)

答え:8.37cm²

  1. 正十二角形の外接円の半径は3cmです。中心から12個の三角形に分けると、それぞれは30度をはさむ2辺が3cmで、面積は3×1.5÷2=2.25cm²。正十二角形全体は27cm²、ABより上の半分は13.5cm²です。
  2. Oを中心とする円のABより上の弓形は、90度のおうぎ形から三角形OABを引きます。56.52÷4-6×3÷2=5.13cm²。斜線部は13.5-5.13=8.37cm²です。

ここを確認
円の弓形を引く際、おうぎ形と三角形を一緒に整理します。

大問6|3種類の速さと平均

時間を同じにする日と、道のりを同じにする日では、平均の取り方が違います。

大問6 (1)

答え:4.62km

  1. 1日目の平均の速さは(7+9+12)÷3=28/3km毎時。2日目は時間の比2:2:1より、(7×2+9×2+12)÷5=44/5km毎時です。
  2. 1周をLkmとすると、時間の差はL×(5/44-3/28)=L/154時間。1分48秒=0.03時間なので、L=154×0.03=4.62kmです。

ここを確認
2日目に2倍にしたのは7km毎時と9km毎時で進む時間です。

大問6 (2)

答え:31分10秒

  1. 各速さで進む道のりは4.62÷3=1.54kmです。それぞれの時間を道のり÷速さで求めて足します。
  2. 1.54÷7=0.22時間=13分12秒、1.54÷9=10分16秒、1.54÷12=7分42秒。合計は31分10秒です。

ここを確認
同じ道のりなので、3つの速さの単純平均では計算できません。

大問7|入れ替えて混ぜる食塩水

入れ替えた量だけに注目すれば、濃さの差から量の差が分かります。

大問7 (1)

答え:80g

  1. AとBを入れ替えて濃さが0.2ポイント上がるので、増えた食塩は300×0.002=0.6gです。BはAより3ポイント濃いため、AとBの量の差は0.6÷0.03=20gです。
  2. 3種類の量は20gずつ減る等差の並びで合計300g。中間のBは100g、Cは100-20=80gです。

ここを確認
濃さの0.2%と、食塩の0.2gを混同しないようにします。

大問7 (2)

答え:6%

  1. BとCの量の差も20gです。この入れ替えで増えた食塩は300×0.004=1.2gになります。
  2. BとCの濃さの差は1.2÷20×100=6%です。

ここを確認
入れ替えで増える食塩量だけを取り出して考えます。

大問7 (3)

答え:12%

  1. Dの濃さをd%とすると、秋子さんの濃さはd+0.4%。水を加えても食塩は変わらないので、300×(d+0.4)=318.75×d。d=6.4となります。
  2. 春子さんの量はA120g・B100g・C80g。Bを基準にすると、Aで減る食塩3.6gより、Cで増える4.8gが1.2g多く、DはBより0.4ポイント濃いと分かります。Bは6.0%、Cはさらに6ポイント高い12%です。

ここを確認
式で両辺に共通する÷100を省く場合も、%の意味を保って計算します。

解き直しで確かめる3つのこと

  1. 解説を閉じ、最初に使う条件や式を自分で書けるか。
  2. 途中で求めた量が、問題のどの長さ・時間・個数を表すか説明できるか。
  3. 最後に単位・範囲・条件へ戻り、答えを検算できるか。

誤った問題をすべて最初からやり直す前に、止まった一手を特定します。翌日以降にその問題を解説なしで再現し、同じ単元の別問題でも考え方を使えるか確認してください。

原問題・解答との照合

対象:2025年度・2月1日入試・算数。全7大問・23解説項目。学校の問題原本と、四谷大塚作成の参照解答。本文の説明は進塾独自の解法です。

確認日:2026年10月26日。現在の募集要項と過年度の問題は区別してください。本文の時間配分・復習手順は進塾の提案で、学校の採点基準ではありません。

解説を読んでも止まるところを、一緒に整理する

問題と途中式を含む答案をお持ちください。答えを直すだけでなく、条件整理・立式・計算のどこで困っているかを確認し、次の演習につなげます。

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